いつの間にか朝礼は終わり、気づいたら教室にいた

芽衣「...い まい! 舞!」

舞 「あ...ごめん、なに?」

芽衣「大丈夫? ていうか、どうする!? 廃校だってよ!!
転校先は先生達が決めるらしいって」

「ね... 私、みんなと離れたくないよ...」

翔 「大丈夫だって!俺ら小、中一緒だったじゃんか
また一緒の高校に行けるって!」

芽衣「そういえば、舞のお父さんって桜塚学園の理事長なんだよね?」

舞 「うん... でも、あそこ男子校だよ?」

芽衣「舞のお父さんのことなら男子校にでも入れそうな気がする笑」

翔 「分かるかも笑」

舞 「ちょっと!笑い事じゃないってば!」

翔 「ごめんごめん笑 まぁ、どうにかなるって!」

芽衣「そうだよ!大丈夫!」

舞 「だよね!ありがと!」

ガララッ

先生「席につけー」

先生「これから、転校先の高校を発表する。」

先生「五十嵐 翔 藤井高校」

先生「青木 芽衣 藤井高校」

先生「如月 舞 桜塚学園」

先生「以上だ。」

翔 「おい...嘘だろ...」

芽衣「離れ離れなんてやだよー泣」

舞 「さくら...づ...か.がく..え..ん?」

先生「如月、1人は心細いと思うが俺も2人も応援してるからな がんばれ」

いやいやいやいや
ちょっと待って
男子校だよ?女子禁制なんだよ?
なんで私?私も藤井高校でいいじゃん
しかも、あそこめっちゃ遠いんだよ?多分寮だよ?寮っていうことは男子と一緒に住むんだよ?

先生「如月?」

...バタッ

私はそのまま気を失った