「はあああ?!」 断末魔のような叫び声が部屋の中に響いた。 その叫び声に、熟睡していた俺も目が覚めてしまった。 ぼやける視界に対して手を貸すかのように、俺は側に置いていた黒縁眼鏡をかける。 段々と視界が鮮明になっていく。 そこに映ったのは、あの時いた金髪の少女が____、自らの無い胸を揉んで驚愕の顔を浮かべていた場面だ。 「イズ…起きたんか…。なぁ、俺はどうなったんや、俺がおかしいんか!?」