「誰だ、こいつ」 金色の髪と、床に押し当てられた頬。 カーテンから射し込む光に照らされた白い肌は、薄桃色で綺麗だった。 昨晩寝ていたはずの友達、御影葉月の姿はなく、そこには金髪の少女がいた。 気持ちよさそうにすやすやと寝息を立てている。 「ああ、うん…寝ぼけてるんだ、そうだ」 ほぼ睡眠状態に近い脳は、俺のその解釈によって再び幕を閉じた。