二人で何かやらかしてやろうぜ、って約束。
満点で合格できそうな文徳と一緒に突っ走るために、おれはしがみ付いてでも合格しなきゃいけなくて。
たぶんいけたと思う。
いけてたらいいな。落ちてたら立ち直れない。
何にせよ、とりあえず解放された。
瑪都流《バァトル》内の受験生三人は全員、地元に残るっぽい。
そういう身近な人たちの進路の話を文徳から聞きながら、肉を焼いては食い、焼いては食い。
国立大を受けに行った海牙が帰ってきたら改めてパーティやろうぜって、当の本人に電話したら、海牙のとこの入試は二日間の日程でおこなわれるそうで。
明日も試験だからちょっと黙ってろ的なことをニコヤカに言われた。
さすがの海牙も気が立ってたらしい。



