差し出されたのは 血が滲んだような薄ぼけた小さな箱と ルーズリーフに書かれた手紙だった あの日の衝撃を思い出す まだ何も見ていないのに涙が溢れて止まらない 「だ、大丈夫ですか?」 「ごめんなさい…っ….」