魏扇は潤陽の頭に手を当てた。 そうすると、だんだんと痛みが引いてきた。 代わりに魏扇の顔が歪む。潤陽の痛みを術で請け負ったのだ。 「魏扇!」 「もう痛くはないか」 「うん、だけど魏扇が!」 「気にするな。もう慣れた。帰るぞ」 潤陽をこれ以上心配させまいと優しく笑った魏扇。 そんな魏扇に潤陽は何も言えなかった。