寮の部屋にカバンを投げ入れると同時に俺は叫んだ。


何やってんの、マジで!


なんの為の夏休みだよ、女の子と遊び倒す為でしょうが!!


それなのに、男と遊んでどうするんだ...



ハァ...と一つため息をつくと、部屋の椅子に腰かけた。


女の子が誘ってくれなかった訳でもないのになぁ。


今までと違う自分の行動に疑問ばかりが浮かぶ。



ふと見上げた先にあるカレンダー...


1月から12月までが1枚の紙に記載されていて、端の所に小さく猫が描かれている。