「え?ツナとチーズ」
「……だからそれ、スイーツと思ってたのか、それともなにか別のものと思ってたのかどうなのか聞いてんだけど」
「フツーにスイーツかと思ってた。
ツナとチーズって聞いて、そんなスイーツもあるんだなーって」
……颯太くんって、もしかして天然?
「……お前はアホか」
あきれたように呟く徳原くん。
「いや誰だって、最初はそう思うだろ。
なぁ、茜!」
ふいに名前を呼ばれ、同意を求められる私。
……う、うーん。颯太くんには申し訳ないけど……。
『私は最初からサラダのほうって思ってた』
「う、ウソ……」
「あー、佐藤気にすんな。
コイツがバカなだけだから」
手を震わせて頭を抱える颯太くんとあきれたように話す徳原くんの発言に思わず笑ってしまう私。



