「…わかりました、準備してきます。」



「おう!ジルさんの許可も取ってあるし、迎えに行くから〜!」



俺が拒否しても連れてく気だったな…。




「レイン、これから依頼か?」



「えぇ、レオンと少し。」




少し荷物を取りに部屋へ戻ると相も変わらず寒いのに薄着なアラン。



「レオンが行くのか?!まさかSS級じゃ…」



…そう、普通はこういう反応になる。



それ程の力がレオンにはあるというのになんでA級に…?





「…いえ、A級です。じゃあ行ってきます。」



何か言いたげなアランだったけど、待たせるのは悪いので早足で外へ出た。




「じゃ、行くぞ!」




今回は隣街なのでレオンは「気合いで行くぞ」と張り切っている。







「あ〜もう無理…レインおぶってって。」





…が、1時間後にこれだ。





「頑張ってください、そろそろですから。」