「レイン様、レオン様がお部屋でお待ちです。」



あれからレオンのことは気になりつつも依頼のことを考えていると、シエラから呼ばれ今はレオンの部屋の前。




「…レオン、入りますよ。」



さっきのことを聞こうかどうか…悩むな。




「おーレイン来たか!ちょっと話があるんだけどいい?」



…さっきまでとは様子が違う。


でもまぁ、元気になったのなら深追いはしない方がいいか。



「なんですか?」



そう聞くとレオンは自分の後ろから紙を取り出した。




「…依頼書?」



そこにはいつもと何ら変わらない依頼書があった。



「たまには俺とレインで行こ!」



「俺とレオンで?」




レオンがA級の依頼にわざわざ行くのか…?



「それなら俺とアランで「俺がレインと行きたいのー!」



ベッドの上で駄々をこねるこの人は本当に俺より年上なんだろうか。