「バカ!今は自分の心配をしないか!」



「…すみません。」



というかさっきからずっと、リアムがジーッと見てくる。




「…リアム?俺の顔になにかついていますか?」



「っいや、なんでもないよ〜。」



指摘されるとリアムはぱっと顔を逸らし、何か考えている様子だった。




「…ん、呼吸も落ち着いた!」



「ありがとうございます、サシャ。じゃあ俺は…「ちょーっと待った!」




ベッドから立ち上がろうとすると襟をサシャに掴まれまたベッドに倒れ込んだ。





「ダメよレインくん!今日1日はここにいてもらうからね!」



「え…じゃあ依頼は…」





「もちろんダメ!」





「……はい。」





それから俺は、ベッドの横ですごくニヤニヤしているサシャを横目に眠ることになる。