「はぁ〜美味しい〜」



「…エミリー、太るぞ?」



「アラン、そんなこと女の子に言うとモテないぞ?」



「……うっさい。」



エミリーは口喧嘩も最強そうだな…。




「レーイー!おっはよー!」




「っと…リアム、おはようございます。」



相変わらずリアムは俺の背中に直撃してくる。



「エシリアの作ったデザートが美味しいのが悪い。」



あれから1週間。


毎日のようにエシリアの作ったものを食べているエミリーは本当に少し太「リアム、レイン!依頼に行くぞ!」




…まるで心を読んだかのように言われたのでドキッとしてしまった。





「アラン、レイン借りるからな〜。」



どちらの許可も盗らずエミリーは俺を引きずっていく。




「ちょ、エミリー!」



「お前はB級かエシリアと組んでA級にでも行ってこい。あ、エシリアに怪我でもさせてみろ。…わかるよな?」




振り向きざまにアランにどんな顔を見せたのか、…だいたい想像はつくけど…アランの顔が急に青ざめていった。