サシャside



「〜〜♪」



次でやっとあの実験が成功する。



秘密の、旧研究室で1人進めてきた研究。



それも…



「惚れ薬〜!」



ガタンゴトンと音のするドアを開けると、緑色の研究途中の物質が昨日と変わらぬままあった。




「見ておれ研究所の若者たち…!」




そして、惚れ薬の為に人生をかけるあたしを馬鹿にした奴ら!




「見返してやらー!…わぶっ!」




何かにつまずいた…?


なんだろう、床は整理してたは…ず……





「誰、このイケメン……」



白い肌に、腰まである白い髪。



その寝顔はまるで…




「天使…!」





いろんな角度から見ていると、首にある痣に気がついた。




「…毒?」




息も荒いし、少し熱もあるみたい…






「おのれ…誰だ天使を苦しめる者は…!」





このサシャが許さん!断じて!