CROWNの人気のない、研究室の部屋に入った。 「ここなら、誰にも…」 自力で治せるものを誰かに一々治してもらう必要はないし、きっとあの人たちにバレたら治癒能力の人を呼んで治させるだろう。 「…治りが遅い…」 手首の血が大量過ぎたか…。 さっきからすごい眠気もする。 …少し、寝ようかな。 緑色の、怪しげな実験途中の物質を目の前に俺は眠った。