「すまない、私は…」
レインに謝ろうと、顔を上げるとレインが私の肩に顔を埋めた。
「れ、レイン?」
ピチャピチャと水が床にこぼれるような音がして、床を見ると…
「なんだ、これ…」
“血の海”
その言葉がピッタリだ。
「あ〜あ、勿体ない。」
「…っクロスさん…」
血を見ているクロスさんが指を鳴らすと、血が消えた。
「クロスさん、あなたは…」
“何者だ。”
そう聞きたかった。けれど瞬きをした一瞬にクロスさんは姿を消した。
「レイン、しっかりしろ…すぐに医務室へ…」
よく見れば袖から出た腕や足、首など至る所に沢山の傷がある。
…私のせいだ。
「エミリー、レイン!」
「レオン、アラン…」
迎えに来たレオンとアランがレインを抱える。
「…レオン、アラン…話がある。」
レインを医務室のベッドに寝かせ、一息ついた。


