「全然おかしく思わなくて、クロスさんがいて…レインのことを忘れていた…」
それが“マインドコントロール”。
恐ろしい技だ。
「じゃあレインくんは、クロスさんにマインドコントロールをかけられていたってこと?…どうしてクロスさんが?」
…レインに何か関係しているな。
「レインの傷口から血が流れていなかった。…もう、そうとしか考えられないだろ。」
そう言うと2人も察したのか、眉をひそめる。
「……エ……、……を………」
その時、掠れた声が医務室に響いた。
「レインくん?!目が覚めたの…よかった…」
「…レイン?」
するとレインは俺の服の袖を強く握った。
「今すぐ、エミリーを…探してください…!!」
その声と手は震えていて、今までに見たことの無いレインが垣間見える。
「エミリー…?」
「はやく…っお願いします…」
力を入れたからか傷口をおさえ、レインは立ち上がった。
「レインくんその傷じゃまだっ「俺はいいから!はやく…エミリーを探さないと…」
そう言ってレインは医務室を飛び出て行った。
アランside end


