「…ジルにはやられたよ。あいつは強かった。おかげで血が足りなくなってね…そこでだ、俺の血が流れる純血のレイン…お前の血が必要になった。」
…なにが「純血」だ。
「母さんを完璧に生き返らせたくないのか?」
なにが「生き返らせる」だ。
「命は…おもちゃじゃねぇんだよ…。お前の都合で殺して、生き返らせる?……俺はずっと、アンタを……」
追いかけて追いかけて、
「殺したくて仕方がなかった…!!」
幻影、影刀。
逃げるところをなくした。
「……消えろ、悪夢。」
これを悪夢と呼ぶのは、希望を込めて。
明日の朝には覚めているよう…そう、悪夢のように。
それでもコイツは…
「…甘いな、レイン。」
悪夢ではなく、現実で。


