「…懐かしい。」 ガーデニングが趣味だったあの人と、一緒に花を育てたっけ。 “母さん、見て!花が咲いてるよ!” “あら…綺麗な花ね。レインが毎日お水を上げてくれているからよ。” 枯れた花たちをみても、思い出す。 ここは…全ての始まりの場所。 「あの頃のまま…」 大きなプレゼント。 それは俺が使っていた部屋に、大切に包装紙を畳んで置いてあった。 「…バカバカしい。」 大きな人形に触れようと手を伸ばし、自嘲する。 …こんなものちぎって捨ててしまえばいいのに。 情けか、それとも……