「…そこに白髪の髪の長い女性はいませんでしたか?」
そう聞くと、驚いた顔をするエミリー。
…いたんだな。
「いたよ。白髪の…綺麗な女性が。片手片足が継ぎ接ぎだったが…」
クロス。
白髪の片手片足が継ぎ接ぎの女性。
「…知って、いるのか?」
確信に変わった。
…嫌な確信に。
「エミリー、人を生き返らせる力があるとすればエミリーは…誰を生き返らせますか?」
みんな、誰を生き返らせるかなんて聞かなくてもわかってる。
…それが、あの人も同じではないということも。
「大切な人、だろうな。」
誰かを思い浮かべるエミリーも、今誰かを生き返らせたいと願うのだろうか。
「…レイン?」
「すみませんエミリー、レオンに少し休みをとると伝えておいてください。」
「おい、何処へ行く…!」
着いてこられても困るので、影の中に入った。
術者はこの影から出られる。
…でもこの中に入るのは極力したくないな。
「出せぇ…」
「ここから…出せ…」
今まで落としてきた者たちの声が聞こえるから。


