額にかかる前髪を指でそっと払ってやり、体を屈めて口付ける。
明里といる時だけは、生身の人間に戻る気がする。
誰かを殺すことにも躊躇いが無くなった俺が。
未来を望まなくなった俺が。
お前の温もりを感じながら死ねたらと願う。
赦されない滑稽さだと知りながら。
「・・・お前を連れてくるべきじゃなかった・・・」
呟きを漏らす。
このまま、いつか。
俺の道連れにする前に。
ここで手放すか。
それとも。
腕を伸ばす。
細い首元に。
指をかけて、少しずつ力をこめていく。
眠ったままの明里が小さく身動ぎした瞬間、我に返った。手を離しかけて、目が合う。俺を見つめる静かな瞳と。
明里といる時だけは、生身の人間に戻る気がする。
誰かを殺すことにも躊躇いが無くなった俺が。
未来を望まなくなった俺が。
お前の温もりを感じながら死ねたらと願う。
赦されない滑稽さだと知りながら。
「・・・お前を連れてくるべきじゃなかった・・・」
呟きを漏らす。
このまま、いつか。
俺の道連れにする前に。
ここで手放すか。
それとも。
腕を伸ばす。
細い首元に。
指をかけて、少しずつ力をこめていく。
眠ったままの明里が小さく身動ぎした瞬間、我に返った。手を離しかけて、目が合う。俺を見つめる静かな瞳と。



