明里は部屋に入ると決まったように、中を見渡してどことなく寂しそうな顔をする。
最低限のものしか置かない殺風景さが気になるんだろう。だが、いつどうなるかも分からない身だ。私物の処分に、真下さんや津田の手を煩わせたくはない。
「・・・なにか飲むか?」
上着を脱いでソファに放り、ネクタイの結び目を緩めながらキッチンに向かう。
明里の朝食用のヨーグルトを冷蔵庫に仕舞い、ロールパンは電子レンジの上に。
「亮ちゃんと一緒でいい」
そんな声が聞こえて、いつになく意地の悪いことを思い付いた。
ウィスキーにロックアイス、炭酸水のボトルとグラスを二個。リビングテーブルの上に並べたそれに、明里は目を丸くする。
「わたしも飲むの?」
「たまには付き合え」
最低限のものしか置かない殺風景さが気になるんだろう。だが、いつどうなるかも分からない身だ。私物の処分に、真下さんや津田の手を煩わせたくはない。
「・・・なにか飲むか?」
上着を脱いでソファに放り、ネクタイの結び目を緩めながらキッチンに向かう。
明里の朝食用のヨーグルトを冷蔵庫に仕舞い、ロールパンは電子レンジの上に。
「亮ちゃんと一緒でいい」
そんな声が聞こえて、いつになく意地の悪いことを思い付いた。
ウィスキーにロックアイス、炭酸水のボトルとグラスを二個。リビングテーブルの上に並べたそれに、明里は目を丸くする。
「わたしも飲むの?」
「たまには付き合え」



