あぁ。今、絶対に変な顔してる。
目からは涙が伝ったまま、びっくりして目は見開いてるのに、嬉しくて口元は緩んでくる。
これじゃ、泣くか笑うか驚くかどれか1つにしろって言われてしまう。
「なんでじゃねぇ!あそこで待ってろって、俺言ったよな!?どんだけ探したと思ってんだよ!お前の耳は飾りか?それともついに日本語も通じなくなったのか?あ?」
ちょっと待って?
めっちゃ怒ってるじゃん!!!!!!
「ご、ごめっ」
「ごめんじゃねぇんだよ。殺す気か!?走りすぎて酸欠だっつーの!ったく、連絡しようにも連絡先知らねぇことにさっき気付いたし」
冷たさを含んだ風が吹き抜けて、フワッと大好きな大馳の匂いを運んでくる。
ゆっくりと私との距離を縮める大馳に、息が詰まるような胸の苦しさに襲われる。
「あー、マジで疲れた。……って、茜……泣いてんの?」
「……っ」
薄暗いせいで絶対バレないと高を括っていた涙を、大馳に秒で見破られてしまった今、泣いていた理由を必死になって探す私のポンコツ脳みそ。
目からは涙が伝ったまま、びっくりして目は見開いてるのに、嬉しくて口元は緩んでくる。
これじゃ、泣くか笑うか驚くかどれか1つにしろって言われてしまう。
「なんでじゃねぇ!あそこで待ってろって、俺言ったよな!?どんだけ探したと思ってんだよ!お前の耳は飾りか?それともついに日本語も通じなくなったのか?あ?」
ちょっと待って?
めっちゃ怒ってるじゃん!!!!!!
「ご、ごめっ」
「ごめんじゃねぇんだよ。殺す気か!?走りすぎて酸欠だっつーの!ったく、連絡しようにも連絡先知らねぇことにさっき気付いたし」
冷たさを含んだ風が吹き抜けて、フワッと大好きな大馳の匂いを運んでくる。
ゆっくりと私との距離を縮める大馳に、息が詰まるような胸の苦しさに襲われる。
「あー、マジで疲れた。……って、茜……泣いてんの?」
「……っ」
薄暗いせいで絶対バレないと高を括っていた涙を、大馳に秒で見破られてしまった今、泣いていた理由を必死になって探す私のポンコツ脳みそ。


