「これかな?こっちもいいなー」 「あっちのも春人に似合いそうだよ」 「それもいいなぁ」 お互いに一方的な言葉を交わし(凪は俺に話しかけてるか独り言のようだけど)楽しそうにはしゃぐ二人を見ながら俺は俺で勝手に店内を見て回ることにした。 「春!ちょっと来て」 声の方に行くと凪が手にしていたシャツを俺にあてがってくる。 「ちょっと持ってて。うーん、迷うなー」 「こっちがいいんじゃない?」 「うん、こっちにしよう」