「春人が連れてきてくれたから」 「ついてきた、だろう」 「連れてきてくれた」 「はあ。 明日はバイトないし放課後になったらいくらでも付き合ってやるからさ。今日はさきに帰っててくれないか」 まただ。 シヅキはまたこてんと首を傾げて深い黒の瞳で俺を捉える。 やっぱり完全に取り憑かれてるな。 そう思った。