決して結ばれることのない、赤い糸

しかし隼人は、そのことを不思議に思っていたようだ。


「俺たち、同い年なんだからタメでいいよっ」

「あ…、は…はい――、じゃなくて。…うん!」


わたしの反応を見て、クスッと笑う隼人。

そんな隼人の笑みが、とても懐かしく感じたのだ。



次の日。


「えっ!?隼人が7組にいるの…!?」


優奈に昨日の出来事を話したら、すごく驚いていた。

そういう反応になるのも当然。


だけど、徐々にうれしさが込み上げてきたのか――。


「よかったね、かりん!これって、運命ってやつだよ!」


わたしの手を取って、喜んでくれた。


カズにも伝えると、信じられないという顔をするも、その表情はうれしそうだった。


ただ、隼人の記憶の中にわたしたちはもういなくて――。

隼人の両親には「会わないで」と言われて、ショックを受けた…あの日。