「え!? 社長、ひどいですよ。」

と真下さんが口を尖らせて抗議すると、

「じゃあ、真下は佐倉さんには全く気がないという事でいいんだな?」

と修ちゃんは人懐っこく笑う。

「え、それは… 」

真下さんが、一瞬、言い淀むと、

「ほら。さ、佐倉さん、どうぞ。」

と修ちゃんが言うから、私は、

「はい。失礼いたします。」

と修ちゃんの隣に座った。

「いただきます。」

と手を合わせて、私は食事を始める。

「ん、おいしいですね。」

私は修ちゃんを見て言った。

「だろ? 気に入ってもらえて良かった。」

修ちゃんが優しく微笑む。

「のどかさんは、何歳ですか?」

真下さんがニコニコと会話に割って入った。