デート?

俺が? のどか以外の女性と?

ありえない。

どう断ろう?

俺が考えていると、のどかが口を開いた。

「社長、私はここで失礼させていただきます
ので、この後はどうぞプライベートをお楽しみ
ください。」

なんでだよ!?

そんな事を秘書に言われたら、断れないじゃないか。

仕方なく、俺は諦めて浩子さんを誘った。

「では、浩子さん、行きましょうか。」


でも、ある意味、満井社長に断るより、このお嬢様に直接断る方が、話が早いかもしれない。

俺はそう思っていた。