そんな不謹慎な事を考えていると、のどかが寝返ってこっちを向いた。

「修ちゃん、分かったから、シャワー浴びて
来たら?
いい男が台無しだよ?」

のどかが微笑んで、手を俺の頬に添えた。

これって…

のどかの この甘い表情って…

シャワーって…

まさか、そういう事?

「俺、ゆうべ、なんかした?」

「修ちゃん、覚えてないんだ?」

覚えてない!!

なんで、そんな大事な事、覚えてないんだ!?

本来なら、一生の思い出だろ!?

「いや、その、俺、酔ってたけど、いい加減な
気持ちじゃないから。
のどかの事は、真剣に!」

俺は、体を起こして、のどかの顔の左右に両手をついた。

少なくとも、酔った勢いじゃなく、ずっとのどかを思い続けて来た事は、ちゃんと伝えなきゃ。

「あの、修ちゃん?」

俺は、想いを込めて、のどかにキスをする。

のどかは、暴れるでも、逃げるでもなく、俺のキスを静かに受け入れてくれた。

「のどか、好きだよ。
ずっと好きだった。」

のどかが、俺を恥ずかしそうに見上げる。

かわいい。

俺は、また、かわいいのどかにキスをする。

今度は、啄むように優しく、何度も。

のどかの表情が、徐々にうっとりとしてくるのが分かる。

そして、のどかの唇が開いた。

俺はのどかの求めに応えて、舌を伸ばして、のどかを求めた。

のどかもそれに応えてくれる。

のどかのかわいい声が漏れ始めた。

「ん… ふ… ぁ…」