すると、

「修ちゃん!?」

とのどかが驚いた声を出す。

「今日の晩ご飯代。」

と俺が言うと、のどかは素直に

「ありがとう。」

と言ってくれた。



帰宅後、俺は料理をするのどかが見たくて、パソコンを持ってのどかの部屋に行った。

勝手に来て、当然のように居座ってるのに、のどかは何も言わない。

時折、不思議そうな視線は向けるが、質問もしない。

のどか、押しに弱いのか?

こういう所がセクハラ親父に付け込まれた理由?

「修ちゃん、もうできるから、そこ片付けて
もらっていい?」

のどかが言うから、俺はパソコンを片付けて、テーブルを拭いた。