「うん。大丈夫だよ。
修ちゃん、中学生になるんだもんね。
のどかも2年生、がんばるよ。」

やっぱり、のどか、かわいい〜！！



そうして、俺は中学生になった。

サッカー部に入った俺は、毎日朝練で早い時刻に家を出たから、のどかに会う事はなかった。

それでも、時々、行事で学校が早く終わる時は、のどかの下校と重なる時がある。

俺は、下校する小学生の集団を見つけると、無意識にのどかを探した。

小さなのどかだけど、いつでも俺はのどかを見つけられた。

だけど、わざわざ自転車を止めてまで声を掛けるのも、どうかと思うと、のどかを目の端に留めながら通り過ぎる事しかできない。


中2の時、俺は、クラスの女子から告白された。

今までも何度かそういう事はあったが、付き合うとかそういうの、よく分からなくて断ってた。

だけど、健全な男子としては、興味がない訳ではなく…

初めて、女の子と付き合う事にした。