「これは、飲み会なんかしてる場合じゃあり
ませんね。早く帰らないと。」

「ははっ
今から帰ってももう寝てますから、一緒
ですよ。」

そこへ花木さんが割って入った。

「社長がお付き合いされてるのは、どんな方
なんですか?」

ん!? なかなか手強い。

あれだけじゃ、諦めないって事!?

「んー、俺がずっと片思いしてた人。」

「へ?」

私は思わず、花木さんより先に変な声を上げてしまった。

修ちゃん!?

「『ずっと』って、どれくらいですか?」

花木さんが聞いた。

修ちゃんはくすっと私を見て、微笑むと、

「高校生の時から。」

と答えた。

は!?
どういう事!?