「何だよ」
何も言わずにだたニコニコしている私を不審そうな目で彼が見る。
「別に?ただ隼太とこうして一緒にいられるのがって嬉しいなって思っただけ。」
と告げると、「急に素直になんなよ」って照れ始めた彼が私の髪の毛をワシャワシャって乱す。
「ちょっとやめてよ」と言いながらも、こみ上げてくる嬉しさを抑えられなくて笑ってしまう。
「あ、そうだ。私ケーキ買ったの。一緒に食べよう」
「そっか、クリスマスだもんな。」
「うん。この下宿先の管理人のおばちゃんと食べようと思ってたから、たくさん買っておいて良かった。」
冷蔵庫から取り出した箱を開け、ケーキをお皿に移す。
「ミルクティーも淹れないとね。」
「出た。甘いケーキに甘い飲み物合わせるのとか、全然変わってねーのな。」
「いいでしょ。そう言う隼太だってケーキと一緒にココア飲んでるじゃん。」
「俺はカカオたっぷりの苦いココアだからいーの。」
「ここにそんなのはないからミルクティーで我慢してよね。」
つんと言い返しながらも、高校生の頃に戻ったような気がして嬉しくなった。
そしてテーブルに並べられたケーキを見て彼もまた、
「やっぱりそうだと思った。変わってないな。」
と懐かしそうに笑った。
何も言わずにだたニコニコしている私を不審そうな目で彼が見る。
「別に?ただ隼太とこうして一緒にいられるのがって嬉しいなって思っただけ。」
と告げると、「急に素直になんなよ」って照れ始めた彼が私の髪の毛をワシャワシャって乱す。
「ちょっとやめてよ」と言いながらも、こみ上げてくる嬉しさを抑えられなくて笑ってしまう。
「あ、そうだ。私ケーキ買ったの。一緒に食べよう」
「そっか、クリスマスだもんな。」
「うん。この下宿先の管理人のおばちゃんと食べようと思ってたから、たくさん買っておいて良かった。」
冷蔵庫から取り出した箱を開け、ケーキをお皿に移す。
「ミルクティーも淹れないとね。」
「出た。甘いケーキに甘い飲み物合わせるのとか、全然変わってねーのな。」
「いいでしょ。そう言う隼太だってケーキと一緒にココア飲んでるじゃん。」
「俺はカカオたっぷりの苦いココアだからいーの。」
「ここにそんなのはないからミルクティーで我慢してよね。」
つんと言い返しながらも、高校生の頃に戻ったような気がして嬉しくなった。
そしてテーブルに並べられたケーキを見て彼もまた、
「やっぱりそうだと思った。変わってないな。」
と懐かしそうに笑った。