ごめん、なんて言わないでほしかった。 その言葉で今までの私たちの関係が否定されるように感じた。 もう、終わりなのかな。 もう、一緒にいられないのかな。 目から溢れるのは涙なのか、それとも汗なのか。 ロマンの欠片もなくてごめん。圧倒的後者。 地面が極暑の中、ゆらゆらと燃え上がる。 そんな中、サンダル短パンで走り回る小学生が道路を横切る。 元気だなあ。私も昔はあんな風に走り回ったものだよ。 子どもって夏バテって言葉を知らないよね。 どこからそんなエネルギーが出てくるんだろう。