いざ付き合ったら男としての蓮を見て改めてかっこいいとか思っちゃって。

それが恥ずかしくて目を逸らすけどやっぱり見ていたくて。


おんなじ気持ちでいてくれたことがとても嬉しい。



「僕の方が緊張してるに決まってるじゃん!だってこんなに可愛い女の子が隣に歩いているんだよ。こんなに近くで愛華ちゃん見たのなんてめっちゃ久しぶりだし、かっわいいし!」


「ちょっと黙って」


可愛い連呼されて照れない女なんていない。


こんなの一生蓮のことかっこいいなんて言わないから!


「じゃあ、おじゃま虫は退散しましょ」


おじゃま虫だっていう自覚あったんか。


どこ行く?って三人並んでマップを広げている後ろ姿がいいなあなんて思った。


三人って絶対ふたりとひとりになるじゃん。

大人数のグループでもここはけっこう仲悪いってのがあって調整してあげなきゃいけない感じがあった。


もう、小悪魔から卒業しよう。


好きな人の隣で心から笑っていられる自分でいるために。


「ねえ、夜のパレード付き合ってよ。昼のは見られなかったから」


「了解です!」


これから、どうしようか、私たち。

二人なら何してもきっと楽しいね。