夢の国ってリアルで夢の国だよね。
みんな楽しそうだもん。
「…小雪ちゃんと悠李くんはディズニー何回も来たことあるんだよね」
「そうだけど…」
「やっぱり思い出すものなの?この場所二人で来たなーとか」
「二人じゃない。家族でってことを強調させてくれ」
分かってますよ。照れんなって。
「でもよく一緒にコスプレさせられたよ。子どもの宿命ってやつ?小雪のお母さんがさ、服をイチから作ってね」
大切な思い出の宝箱を優しく抱きしめるように悠李くんは遠くを見つめる。
「今日、小雪ちゃんと来れてよかったね」
「…そうだな」
そうだな……そうだな!?
言った、言ったな!?
僕がスマホ持ってたらその言葉録音してたのに!ごめん、小雪ちゃん!
やっば!僕が惚れるやつだわそれ!!

