「愛華の班最悪じゃなーい?」
「それな!何で愛華だけうちらと別れちゃったんだろね」
ぎくっ。これ、始まる…。
恐る恐るいつも大声でしゃべり倒してるメンバーがいる方へ耳だけ傾かる。
「見てよあれ。あのメンバーの中に愛華って合わなさすぎる」
「愛華かわいそー」
こっちがごめんって言いたくなるんだけど!!
この流れ、絶対僕らの悪口大会じゃん。
「あの地味メン四人で固まってればよくない?愛華うちの班来なよー」
「まだ結城がいるだけ救いっていうね」
「それなそれなー。ね、ぶっちゃけどうなの結城とそこらへん」
今すぐ席を外したい。
そう思ってるのは僕だけじゃないみたいで他の三人も同じような顔をしていた。
きっと愛華ちゃんもいつものように僕の悪口言うんだろうな。
いいんだよ、別に。僕がチビでバカでっていうのは分かってるんだから。
「別にそんなんじゃないよー!」
「嘘だあ!絶対結城って愛華のこと好きでしょー!!」
「ないない!ただの友達だって!」
「愛華ってホントモテるよねえ!見て、また見てる」
あ、ばれた。
「あれと同じ班だったら私吐く」
「愛華、どんまい」
一通り終わったら愛華ちゃんは誰かに呼ばれた。
何もしてないのにどっと疲れたんだけど。

