近所では最初、養子だとか、浮気して作った子供だとか、酷い噂がたくさんあったらしい。
私にとって、とても住みづらい場所。
そんなふうに育ってきたせいか、人と話すのが苦手になった。
話しかけてくれたクラスメイトも怒らせたり、泣かせたりしてしまい、結果的に避けられている。
イジメとまではいかないけど、誤解されているみたい。私のせいではあるんだけど。
「気にしなくていいのに」
「気持ち悪いでしょ」
「どうして? 俺、好きだよ。お世辞とかじゃなくてさ」
「嘘」
「嘘じゃない。偽りのない青だからかな。髪染めたり、カラコン入れたり、そういう偽物じゃないってわかるよ。偽らないありす、カッコイイ」



