【短】あなたが優しく笑うから、心が激しく波打った。



 近所では最初、養子だとか、浮気して作った子供だとか、酷い噂がたくさんあったらしい。

 私にとって、とても住みづらい場所。
 そんなふうに育ってきたせいか、人と話すのが苦手になった。

 話しかけてくれたクラスメイトも怒らせたり、泣かせたりしてしまい、結果的に避けられている。

 イジメとまではいかないけど、誤解されているみたい。私のせいではあるんだけど。



「気にしなくていいのに」

「気持ち悪いでしょ」

「どうして? 俺、好きだよ。お世辞とかじゃなくてさ」

「嘘」

「嘘じゃない。偽りのない青だからかな。髪染めたり、カラコン入れたり、そういう偽物じゃないってわかるよ。偽らないありす、カッコイイ」