【短】あなたが優しく笑うから、心が激しく波打った。



 それから私たちは公園を出て、街中の方に移動。

 役所だったり、図書館だったり、これから散々お世話になるだろう場所をだいたい回ってから、若者が好きそうなカラオケやゲーセンがある小さな通りを抜ける。

 休みがてら、そこにあったバーガーショップに入る。時間はまだ午前十時。



「随分と歩いたね」

「今度はバスで移動した方がいいかも。近いように見えて結構、距離あるから」

「へへっ。さっき役所でバスの票貰ってきた」

「しっかりしてるのね」



 バーガーショップでポテトをつまみながら、まだ静かな通りを眺めていた。

 初対面の人とこんなに長い時間一緒にいたなんて初めてかも。



「さっき、ごめんね」

「え?」