【短】あなたが優しく笑うから、心が激しく波打った。



 妙な出会い方をしてしまった。

 ナンパかと思ったけど違って、人生楽しそうだと思ったら友達いなくて。変な奴ってのが第一印象。

 まだどこの店もやっていない。案内と言われても今は見られる場所が少ない。

 ふと、至を見る。どうやら走るのが好きみたいだから、まずは近くのランニングに適した公園に行ってみる。

 至は気に入ったようで、しばらくそこにいた。

 自動販売機でジュースを買って、芝生の中を歩いて、話をたくさんした。初対面なのに、何でも彼は話してくれた。



「親の都合で引っ越したけどさ。よかったよ。ありすに会えたから」

「学校に行けばもっと友達出来るよ」

「そうかもしれないけど、一番最初の友達って特別な感じするだろ?」

「……そう、なの?」