バイトして、生活費も学校費も全部自分で払って。
高校生になったら一人暮らしして、もう親戚のお世話にはならないってずっと決めてた。
「お前、頑張りすぎ。」
振り返って、真っ直ぐに私の目を見た。
『でも、』
「でもじゃねぇよ。
俺を頼れよ、理央。」
『ふふ。
ずるいよ、理央くん。』
初めて名前呼ばれた嬉しさを隠すように、布団で顔を隠した。
「ご主人様様からの命令。
俺は理央の親戚じゃないくて、主人だ。」
『まだ、それ続いてたの?』
ひょっこりと布団から目を出して理央くんを見る。
「続くも何も、そういう約束だろ?
とりあえず、今は寝ろ。馬鹿。」
ピンっとデコピンしてから理央くんは、部屋を出ていった。
高校生になったら一人暮らしして、もう親戚のお世話にはならないってずっと決めてた。
「お前、頑張りすぎ。」
振り返って、真っ直ぐに私の目を見た。
『でも、』
「でもじゃねぇよ。
俺を頼れよ、理央。」
『ふふ。
ずるいよ、理央くん。』
初めて名前呼ばれた嬉しさを隠すように、布団で顔を隠した。
「ご主人様様からの命令。
俺は理央の親戚じゃないくて、主人だ。」
『まだ、それ続いてたの?』
ひょっこりと布団から目を出して理央くんを見る。
「続くも何も、そういう約束だろ?
とりあえず、今は寝ろ。馬鹿。」
ピンっとデコピンしてから理央くんは、部屋を出ていった。