暫く沈黙が続いた。だけど、それはさっきみたいに気まずい雰囲気ではなくとても居心地の良い沈黙だった。



その沈黙を破ったのは蓮で…。



「行くぞ」



急に私の腕を引っ張りバイクに乗せた



『へ?どこに?』



「着いてからのお楽しみ」



そう意地悪そうに笑った



『……?うん』



そして着いたのは蝶華の倉庫だった



倉庫に着いてどんどん進んでいこうとする蓮



『ちょっ待って!心の準備が…』



「んなもんいらねぇよ」



『だって…』



私一回皆を裏切ったんだよ?言おうとした言葉が喉をつっかえて出て来ない。



そんな私の様子を見た蓮が



「大丈夫」