『俺に何かあったら、蒼炎の名をどんな形でもいいから残して欲しい。』




蒼炎。

蒼く輝く果てない炎
透き通り全てを白日のもとに晒し、すべてを見えぬように隠す。

サファイアの意味を持つ、情報屋と始末屋である俺の通り名。


母さんが目の前で亡くなった時、この鈴の音‥‥短剣と共に受け継いだ心。


大切なものを守る覚悟。




俺はどんな時も
裏の住人でいなければならないらしい。