俺様王子が恋をした

「心配しないでください。
 俺は最初から本気っすよ。
 泣いてるあいつ見てほっとけなかったんです。
 おねーさんがどんな恋愛してきたかは知らないっすけど
 俺はあいつを絶対幸せにします。
 離すつもりないんで。」

勢いに任せて言い終わったことに
少し何言ってんだろって思いながら
ねーちゃんの方を見た。


すると
ふふっと小さく笑って

「真優華の事、よろしくね」


そう俺に告げて帰って行った。