俺様王子が恋をした

「え、なにこれ?」

なにって

「ガトーショコラですけど?」

って言ってる傍からもう食べ始めていた。
早い・・・。

「なにこれ、めっちゃ美味いじゃん!」
また目を輝かせてはしゃぎながら言った。


「あはははは!子供みたいですね?本当に。
 いつでも作ります。それくらいなら。」

そう言うと今以上に喜んでくれて
約束だからなって指切りまでした。


「はぁ~、いい昼飯だった。
 んじゃ、俺は寝る。」

!?

わ、私の膝の上に先輩の顔があるでは
ありませんか!?

「ちょっ//先輩!」

何してるんですか
という言葉までは恥ずかしさが勝って
声にならなかった。


「なんか文句ある?俺眠いの。膝くらい貸せよ。
 5分前になったら起こせな。」

それだけ言って本当に寝てしまった。