俺様王子が恋をした

「よし、じゃあまゆ、行っといで!」
「うん、いってらっしゃい!」

2人に送り出されて
廊下で待ってくれてる先輩に近づいた。


「先輩、どこで食べますか?」

チャリっという音がして
私の目の前に出されたのは
どっかの鍵?

訳が分からない顔をしてたら
手を捕まれ

「行くぞ、屋上。」


え、屋上!?
屋上って確かこの学校は立ち入り禁止じゃなかったっけ?

「せ、先輩そのカギどうしたんですか?」

「あぁ、これ?その辺で拾った~」



絶対嘘だ。誰かから奪ったか色目でも使ったのかな・・・

「私嫌です!見つかって怒られるの!」

『大丈夫、その時は庇ってあげるから~』
なんてヘラヘラ言ってるけど
いざとなったら逃げる気なんじゃ・・・

なんて考えてるうちに屋上へついてしまった。