学校には昨日と同じように
手を繋いだまま歩いた。
最初は慣れないと
思っていたけど、先輩の大きい手と
高い体温が心地よくて
離したくないと思ってしまう時もあった。
登校中
「なぁ、昼は友達とって言ってたけど
週に1日でいいから、その時間俺にくれねーか?
俺の為に弁当作って一緒に食え。」
命令なのかお願いなのか
分からないそんな先輩の態度に
「はははっ」
笑ってしまった。
「なにがおかしいんだよ?」
ちょっと怒ってるけど笑いは止まらなくて
「先輩って学校の王子様なんですよね?
なのに伝え方が不器用なんだなって思ったら
面白くって」
「悪いか?お前の事になると
どうしていいか分からなくなる。
だからあんな言い方になるんだ。
・・・でもお前の作ったもの、お前と食べたいのはほんと。」
顔を少し赤くしてそう言う先輩に
またときめいた。こんな顔もするんだ。
この短い時間で何回先輩に
ドキドキさせられるんだろうか。
「で、返事は?もちろん作るよな?」
「はい、どうせ断っても拒否権ないんですもんね?」
「やっとわかったみたいだな。
じゃあ明日な。来週から木曜日は俺と昼飯な。」
手を繋いだまま歩いた。
最初は慣れないと
思っていたけど、先輩の大きい手と
高い体温が心地よくて
離したくないと思ってしまう時もあった。
登校中
「なぁ、昼は友達とって言ってたけど
週に1日でいいから、その時間俺にくれねーか?
俺の為に弁当作って一緒に食え。」
命令なのかお願いなのか
分からないそんな先輩の態度に
「はははっ」
笑ってしまった。
「なにがおかしいんだよ?」
ちょっと怒ってるけど笑いは止まらなくて
「先輩って学校の王子様なんですよね?
なのに伝え方が不器用なんだなって思ったら
面白くって」
「悪いか?お前の事になると
どうしていいか分からなくなる。
だからあんな言い方になるんだ。
・・・でもお前の作ったもの、お前と食べたいのはほんと。」
顔を少し赤くしてそう言う先輩に
またときめいた。こんな顔もするんだ。
この短い時間で何回先輩に
ドキドキさせられるんだろうか。
「で、返事は?もちろん作るよな?」
「はい、どうせ断っても拒否権ないんですもんね?」
「やっとわかったみたいだな。
じゃあ明日な。来週から木曜日は俺と昼飯な。」



