俺様王子が恋をした

-----終わった!

時間は!?

八時二十五分!

間に合った!


鞄を持って急いで部屋を飛び出した。


「いってきまーす!」

バンッとドアを開けると、そこにはすでに
柊先輩の姿があった。


「なんだ、間に合っちまったか。」
なんてニヤッと笑って、朝からすごい色気を放ってる。

「お、おはようございます。
 間に合いますよ!チューとか嫌なんで!」
ファーストキスが罰ゲームだなんて絶対に嫌!!

「俺はしたかったんだけどな?」
私を試すかのような悪~い顔で言われた。


ドキッ


え、なんか胸が締め付けられるような
恥ずかしいような、なんとも言えない気持ち・・・。
その顔は反則級。




そんな会話も程々に学校へ向かおうとした時