俺様王子が恋をした

やっぱり軽そう。
でも瞬君の友達だしね。


「じゃあ、イブ先輩で!」
にっこり微笑んで返事をした。

「あ~~~、いいなそれキュンと来る。」

なんて言ってる。笑った顔、案外無邪気なんだ?
悪い人ではないのかも、見た目だけで。



「そうだまゆちゃん!バスケ部のマネやらない?」

ん?

「マネ?」

「そう!マネージャー!
 俺も瞬矢もバスケ部だからさ!
 まゆちゃんマネやってくれたら
 部員のみんなもやる気出すっしょ!」

え?

「あぁ、それいいかもな!
 まゆが嫌じゃなければぜひどうぞ」

なんて瞬君に言われたらそんなの、

「やる!!私、バスケ部のマネやる!!」

きっと今私ものすごく顔緩んでる。



「おーーー!きたこれ!
 やったな瞬矢!」

「あぁ、そうだな」


あぅ、その笑顔は反則。
心臓ズッキュンだよ。