俺様王子が恋をした

「全部、本当の俺だ。」

・・・え。

「けど、最後の一つは昨日お前に会う前の俺だ。
 噂を知ってるだろうから否定はしない。
 女は来るもの拒まず去る者追わず、そして一度きり。
 これが俺のモット―だった。でも今は違う。
 昨日、女の連絡先は真優華以外全部消した。
 もうテキトーな女とテキトーな関係は持たない。
 俺は本気でお前が欲しい。」


そんなセリフ、真っ直ぐ見つめられて
そんな真剣な顔で言われたら信じるしかないじゃん・・・

私はどうやら押しに弱いらしい。


「わ、かりました・・・。」


「ん、よかった」
そう小さく笑って私の頭をなでた。
手おっきい・・・


「じゃ、俺も教室行くから」
先輩は笑顔で手を振りながら
自分の階へ向かった。