俺様王子が恋をした

そして教室に送ってもらうまでの間
繋いだ手が離れることなく
どこを歩いても悲鳴の嵐で耳が痛くなった。


「じゃあ、またお昼休みに来るね。」

「あ、送ってくれてありがとうございました。
 でも、お昼は友達と過ごしたいんですけど・・・」

「あ?お前に拒否権ねぇって言っただろ」


あれ~、さっきまでの先輩はどこへ・・・


「えっと、でも、」


「あー、そうだった。俺、お前には
 優しくするんだった。」

先輩は綺麗にセットされた髪をクシャッとかいた。



「あの、本当の先輩はどっちですか?
 優しいのと俺様な態度なのと女遊びが激しいのと・・・」